龍言時間

旅先で暮らしに出会うのは贅沢なこと

都会の窮屈な生活から抜け出して、異日常を味わいに雪国・南魚沼のryugonへ。


越後湯沢駅到着 ぽんしゅ館にて新潟県内全蔵の酒が揃うマシーンを見つけ早速お酒を楽しむ。
ほろ酔い気分で、越後湯沢駅からryugonへは無料の送迎バス利用し、里山の風景を眺めながら到着。

荘厳な造りの門をくぐると、柔らかな灯りのついた土間がガラス扉の奥に見えたので、思わずガラス扉を開けた。
お話をすると、大根を切って切干大根を作るために作業をしているのだとか。料理に興味を持っていることに気付いたのか『明日、ここで土間クッキングというイベントがあるすけ、よかったら来らっしゃい。』と言われた。土間クッキングなんだか楽しそう。

食を通じて雪国の暮らしや文化を体験する雪国ガストロノミーのコース料理の一例Tetsuya Ito

夕食の前には、日本酒や梅酒の振る舞いがあると聞き、立ち寄ってみる。重要有形文化財の幽鳥の間で三味線の演奏が行われていた。演目は、「お六甚句」。ここ六日町にゆかりのある民謡で、三味線の音色が心地よく、雪国の世界へと溶け込んでいく。

夕食は、雪国の暮らしや文化を料理を通して楽しむ「雪国ガストロノミーフルコース 」。
新潟県内の旬な食材を使用、発酵や保存など雪国ならではの食文化を盛り込んだコース料理、中でも「雪国とせ」と題される9点盛りのプレートは目を引く。「とせ」とは、この地では暮らしや日常を意味する方言。その言葉通り、ここでしか食べることができない食材や料理が並んでいる。

もう少し余韻を楽しみたいので、すぐ部屋に戻らずにバーに立ち寄った。バーには地元に詳しいスタッフがいて地域のコトやお勧めの飲食店を教えてくれた。
どれも面白そうな場所なので、2日に分けて体験してみよう。
早めの朝食を食べてから、予定していたサイクルツアーに出かける。車から荷物をおろし、バイクの準備を始める。ここ雪国魚沼は知る人ぞ知るロードバイクの聖地。2000m級の山々の連なりを眺めながら、美しい田園風景が広がる魚沼平野を走りぬけるこの爽快感は都会ではなかなか体験できない。さらに今回は社寺仏閣が多いこの地方ならではの名所をまわるパワースポットめぐりをすることに。

出発は朝9時。午前中はゆっくり昇る太陽の日差しを感じながら、約50キロのコースをゆっくり走る。ここ魚沼は農道も多く、車の往来や信号も少ないので、気持ちよく走れる。昔ながらの町並みが再現された牧之通りでは青木酒造の前で記念撮影。昨日バーで飲んだお酒の酒蔵だ。さらに1時間ほど走り、上杉謙信ゆかりの普光寺の毘沙門堂へ、参拝をすませたあとは、境内の近くにある地蔵清水にも立ち寄り、美味しいお水がを頂く。
更に少し走り、魚沼市の小出地区へ。ここはこの地域の中でもラーメンの名店ぞろいの激戦区。思いっきり体を動かしたあとに飲む濃いめの醤油味がとっても美味しく感じる。午後は越後三山を背にしながらさらに50キロを走る。東洋のミケランジェロと称されるという石川雲蝶の作品が見れる西福寺開山堂では、寺の天井に見事な彫刻が施されており、その迫力に圧倒されてしまった。次に立ち寄ったのは八海山尊神社。神社までの登り坂を抜けると、澄み切った空気が迎えてくれる。修験の山ということもあり、凛とした空気に包まれる。小休憩には八海醸造が運営する魚沼の里へ。コーヒーショップで入れ立てのコーヒーとここオリジナルのバームクーヘンを頂く。この場所は緑も多く、横になれる芝生もあり、一日ゆっくり過ごすのにも良さそうだ。ツアーの最後は以前から気になっていた八海神社の「夫婦杉」へ。1つの根から2本の幹が寄り添う姿から名付けられたそうだ。夫婦で巡る今回のサイクルツアー。最後に旅のよい想い出もできた。
今日も朝食を終えてから気持ちの良い空気の中を歩きたいと思い、散策マップを手に取った。こんなに気持ちの良いならランニングもしてみたいと思い、ランニングシューズに履き替え、田んぼの風景が広がる一帯をふたりで走った。小一時間ほど心地よい汗を流し、このあたりが黄金色に染まる秋もよさそうねと話していると、突如田んぼの真ん中にテーブルセットが現れた。スタッフがランチの用意をしてくれているようだ。これが昨日予約していた田んぼランチなのねと、近づいた。

今日車で帰る私たちのために特別に汲んできてくれたという八海山大崎神社の清冽な湧き水で乾杯した。2日目だったらもう1泊するからお酒も飲めたのにね、と笑いあった。さっきまで走りながらみていた田園風景をなんだか独り占めしている気分になり、ここでしか楽しめない贅沢ランチを満喫した。

Reservation

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