龍言時間

鮮やかな里山とアートが映える夏の旅

大学時代はよく2人で大きなキャリーバッグを持って遠くまで旅をしていた。
ひさしぶりに合わせて連休が取れたが、あの頃のように気軽に遠方へは行けない。
そこで新幹線で少し足を伸ばして故郷新潟の田舎 魚沼へやってきた。
仕事のことで頭がいっぱいな自分に少し休息とご褒美をと、今回の旅を決めた。

1日目
17:15
仕事終わりに越後湯沢駅に到着。
ホームに降り立つと久しぶりの新潟の空気は美味しい。
予約しておいた17時過ぎの送迎バスに乗車して宿へ向かう。くしゃっと笑う笑顔があたたかい運転手さんの訛りが心地よくて、すぐに帰ってきた気持ちになった。

バスの中から山と田んぼが広がる絶景に癒される。稲は実り始めて、黄金色に輝いている。

18:00
チェックインをしてまずはラウンジで地元八海山のクラフトビールで乾杯。
日頃の疲れを温泉で流すように、ゆっくりと浸かる。ついつい長話をしてしまう。

19:30
夕食は楽しみにしていたダイニングでのフルコース。
普段は適当に済ませてしまう食事が、久しぶりに体が喜ぶものを取り入れた感覚で嬉しい。

野菜たっぷりの食事はあっという間に完食できた。

22:30
明日に備えて、本日は少し早く就寝。


2日目  大地の芸術祭めぐり

8:00
庭園からの自然の音で目が覚める。
早寝早起きが自然にできて、心なしか体調も良い。

昨日の野菜中心の夕食のおかげでお腹はしっかりと空いていた。

エネルギーをチャージしに朝食へ。

9:30
朝ごはんを食べた後レンタカーをして、

インスタグラムで兼ねてからチェックしていた大地の芸術祭エリアへ。


昨晩気さくなバーのスタッフにおすすめされた
スポットをいくつか巡る予定。

ドライブで出かけるのも大学時代ぶりでワクワクする。
峠を越えて十日町市へ。
10:00
まずは大地の芸術祭の案内所である里山現代美術館「キナーレ」に到着。
涼しげな水鏡の作品を前に初めの記念写真を。
11:00
次の目的地はキナーレから20分ほどの山奥にある
廃校を作品にした「絵本と木の実の美術館」。
子どもたちの笑い声が聞こえてくるような、鮮やかで可愛らしいアートがそこらじゅうに散りばめられている。忘れていた好奇心を呼び戻してくれるような場所だ。
13:30
そしてさらに足を伸ばして松代地域へ。
まつだい農舞台では自然のなかに点在するアートを楽しめる。
館内の里山食堂でおばあちゃんがつくるような農家めしランチを食べた。
アートを巡る。車で山の上をぐるっとめぐれば10点以上の作品を楽しめる。
15:30
そして新潟随一の森林浴スポットの美人林へ。
名の通り橅の木々が揺れる美しい場所。
里山が作り出した手付かずの自然が芸術になっている。
16:30
松之山に戻って
古民家カフェで一服。ドミトリー付きらしく旅人でにぎわっていた。
18:00
最後は夕日を見に星峠の棚田に到着。
夕焼けと揺れる稲穂がオレンジに輝く絶景は、今の時期しか見られない!

19:30
ryugonへ帰宅。

夕食は気分を変えて、
部屋でイタリアンのデリバリー。
学生時代に戻ったようにたわいもない話をつまみに夜を明かす。

22:00
ryugonで過ごす時間が名残惜しく、
バーで一杯濃い目の果実酒で本日の締め。

かまくらをイメージしたというソファに包まれると、
時間の流れを忘れるような不思議な感覚がある。

2人の時間はあっという間に過ぎた。

3日目
9:00
遅めの起床。
温泉に浸かり納めをして
12:00のチェックアウトまでに体を整える。

10:30
2日間ごちそうを食べたので、
今朝はコーヒーとスイーツでのんびり。

昨日動き回った疲れはすっかり取れて、
心と体のパワーチャージは十分にできた。

12:00
送迎バスで越後湯沢へ戻る。
窓から田園と山々を眺めながら、里山の自然に会いにまた疲れた自分たちを連れてこようと思った。

Reservation

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